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健康・からだの知識

曇りの日ほど注意 夜や翌日に出る「時間差熱中症」と夏の寒暖差

8月も後半ですが、暑さはまだ続きます。熱中症は曇りや雨の日にも起こり、夜や翌日になって不調が出ることもあります。だるさやめまいが出たときの考え方と、夏の寒暖差との付き合い方をまとめました。

この記事の要点

  • 曇りや雨の日でも、湿度が高ければ熱中症は起きます
  • 症状が夕方や翌日に出る「時間差熱中症」もあります
  • 外にいた後の24時間は、まだ注意が続くとされます
  • 寒暖差が7度を超えると自律神経が乱れやすい
  • 冷房の効いた室内では常温以上の飲み物を選ぶ

くわしく見ていきます

35度を超える日が続くと、体は熱を外に逃がしにくくなります。普段あまり汗をかかない生活だと、体温の調節はさらに難しくなります。熱がこもってのぼせる日が増えるのは、このためです。

見落としやすいのが曇りや雨の日。湿度が高いと汗が蒸発せず、熱が体にたまります。庭仕事や外遊びのあとで頭が重い、吐き気がするなら、隠れ熱中症のサインかもしれません。

その日は何ともなくても、夕方や翌日に頭痛やだるさが出ることがあります。時間差熱中症と呼ばれるものです。外にいてから24時間は、まだ用心する時間だと考えてください。

外は40度近く、建物の中は20度ほど。この寒暖差で体調を崩す人が夏は増えます。冷えた室内では靴下や腹巻、ショールで足やお腹、首を守りましょう。

ここが気になるところ

ホルモンの変化がある時期は、汗の出方や体温の調節が変わることがあります。だるさやめまいが出ても、暑さのせいか体の変化かは見分けにくいところです。目安のひとつが寒暖差で、7度を超えると自律神経が乱れやすいと言われます。

外は40度近く、建物の中は20度ほどで、差は20度にもなります。買い物や送り迎えで、1日に何度もこの差を行き来することになります。差をゼロにはできませんが、羽織り物を1枚持つだけで受け方は変わります。

買う前・使う前に確認したいこと

  • 発熱やだるさで市販の解熱鎮痛薬を使う前に、薬剤師や登録販売者に相談する
  • 持病があり通院中の人は、水分や塩分のとり方をかかりつけに確かめる
  • 天気予報は気温だけでなく、湿度の欄も見ておく
  • 冷房の設定温度と外の気温の差を、出かける前に確かめる

用語のミニ解説

隠れ熱中症
日差しのない曇りや雨の日でも、湿度が高くて汗が蒸発せず、熱がこもって起こる熱中症のこと。庭仕事や散歩のあと、帰宅してから頭が重い、吐き気がする、という形で気づくことがあります。
時間差熱中症
暑い場所にいた当日の夕方や、翌日になってから頭痛やだるさが出てくるタイプ。その場では平気だったぶん、暑さと結びつけにくいのが困りどころです。外にいてから24時間は用心が要ります。
深部体温
体の奥、内臓のあたりの温度のこと。手足の表面の冷たさとは別ものです。暑い外では冷たい飲み物で下げ、冷房の効いた室内では常温以上の飲み物で下げすぎを防ぐ、という使い分けになります。

ご注意

ここに書いたのは一般的な情報で、症状の出方や必要な対処は人によって違います。気になる不調が続くときは自己判断で薬を選ばず、医療機関や薬局で相談してください。

受診の目安

水分がとれない、吐き気や頭痛が強い、まっすぐ歩けないときは早めに医療機関へ。呼びかけへの反応が鈍い、意識がはっきりしないときは救急に連絡してください。

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編集部
編集部から、次の一歩

今日の天気予報で、気温だけでなく湿度の欄も見てみてください。外との差が大きい日は、ショールを1枚かばんに入れておくと違います。