更年期の不調に心が関わることも 精神科医が挙げる「仮面うつ病」
精神科医Tomyさんの著書から、一部が8月27日に公開されました。書名は『うつ未満。「大丈夫」と言えない日の相談室』。50代女性のほてり・だるさ・不眠の相談に、精神医学の側から答える回です。
この記事の要点
- 婦人科で変わらないなら主治医に再相談という選択肢
- 体の症状が前に出るうつは「仮面うつ病」と呼ばれます
- 検査で異常なしでも症状が出る「身体表現性障害」も
- だるさ・不安・不眠が重なるなら精神科も相談先に
- 書名は『うつ未満。「大丈夫」と言えない日の相談室』
くわしく見ていきます
相談を寄せたのは50代の女性です。ほてりと強いだるさが続き、婦人科では「よくあること」と言われたまま。漢方薬にも手ごたえがなく、夜中に目が覚めて眠れない日があるといいます。
答えの前半は、更年期の不調は一度で片づくものではない、という整理から始まります。よくならないなら、主治医に何度か相談してみる。通い続けても変化がないなら、別の産婦人科を考える手もあります。
後半は精神科の視点です。体の症状が続くのに検査で異常が出ないとき、心の側が関わっていることがあります。頭痛・肩こり・めまい・動悸・胃腸の不調が前面に出るタイプは「仮面うつ病」と呼ばれます。
体に異常が見つからないのに症状が出る「身体表現性障害」という一群もあります。だるさや不安、意欲の低下、眠りの乱れが重なるなら、精神科を一度受ける意味は十分にある、というのがこの回の答えです。後半では、子どもの独立後に感じる虚無感、いわゆる「空の巣症候群」も出てきます。
ここが気になるところ
更年期は閉経をはさんで、体の条件そのものが変わっていく時期です。たとえば鉄の推奨量は、50〜64歳の女性で月経があれば1日10.5mg。月経がなくなると6.0mgで、ほぼ半分になります(厚生労働省の食事摂取基準)。
10.5mgを食事だけで満たすなら、小松菜の小鉢1皿の約2mgを5皿分です。毎日それを続けるのは、現実にはなかなか大変でしょう。食事も気持ちも自力だけで抱えず、婦人科や精神科という相談先を覚えておくと動きやすくなります。
買う前・使う前に確認したいこと
- いつ・どんな症状が出たかを書き留めておくと、受診で伝えやすくなります
- 通院しても変化がないときは、別の医療機関を選ぶ道もあります
- 服用中の薬や漢方があれば、お薬手帳を持って受診時に伝えます
- 市販薬やサプリを足す前に、飲み合わせを薬剤師・登録販売者に相談します
用語のミニ解説
- 仮面うつ病
- 気分の落ち込みより先に、頭痛・肩こり・めまい・動悸・胃腸の不調といった体の症状が目立つタイプのうつ。検査で異常が出ない不調が長引くときに、名前として出てくる言葉です。
- 身体表現性障害
- 体に異常が見つからないのに、痛みやだるさなど様々な症状が続く不安障害の一群。「気のせい」と思われがちですが、本人が感じているつらさは実際にあるものとして扱われます。
- 空の巣症候群
- 子どもが独立して家を出たあと、生活の中心が抜けたように感じ、虚無感や気力の低下が出てくる状態を指す言葉。役割が大きく変わる時期に話題になりやすいものです。
ご注意
この記事は一般的な情報で、個別の診断や治療の指示ではありません。症状の背景は人それぞれなので、判断は医療機関で確かめてください。
受診の目安
ほてりやだるさで仕事や家事が手につかない日が続くときは、婦人科への再相談を。気分の落ち込みや意欲の低下、眠れない夜が2週間以上続くときは、精神科や心療内科も相談先になります。
関連する商品を探す
価格は2026年8月29日時点の楽天市場の表示です。最新の価格・在庫は各販売ページでご確認ください。
「うつ未満 大丈夫と言えない日の相談室」で探す
出典・もとになった情報
「女性として終わってしまった感覚」…50代、体と心がバラバラになる「説明できないつらさ」は更年期のせい?【精神科医がアドバイス】(OTONA SALONE・2026-08-27)
上の発表や記事を読み、2nd beauty編集部が50代の読者に向けてまとめ直しました。効果や効能についてはメーカー・媒体が示している内容で、当サイトが保証するものではありません。数字や仕様は変わることがあるので、気になるときは元の情報もご確認ください。
まず2週間、症状が出た日と時間帯をメモしてみてください。受診のとき、そのメモが一番の材料になります。